「(…あー…お腹痛い腰痛い…やっぱりレッグウォーマー履いてくるんだった…)」

「!?かず、じゃない、ふか、つ?(やばい集中してないのバレた!?)」
「突き指したピョン」
「うそ!? ごめん、すぐ処置する!」
「いや、テーピングの在庫がもうないピョン」
「え!?うそ、ごめん…!!」
「とりあえず保健室で手当してほしいピョン」
「わ、わかった…!」
(2人で体育館を出る)
「どの指?結構痛い?」
「…、とりあえずこれ着ろピョン」
「へ?(一成のジャージ?)」
「保健室のストーブで暖まったら、湯たんぽ借りてこいピョン」
「??」
「そしたら今日は部室で消耗品の在庫確認と補充、発注するピョン」
「え、でも、」
「…あんまり無理するなピョン」
「…!!」
「顔色悪いし、倒れられたら困るピョン」
「ご、ごめん…」
「謝ることじゃないピョン」
「…」
「…俺が勝手に心配してるだけだ…ピョン」
「…」
「突き指はしてないし、テーピングもまだ少し在庫あるピョン。でも少ないのに変わりはないから確認しろピョン」
「は、はい…!」
「じゃあ、俺は戻るピョン。は保健室行くピョン」
「う、うん…あの、…一成」
「?」
「あ、ありがとう」
「…あとで体で返してもらうピョン」
「な…!?」
「冗談ピョン(帰りにキスくらいはさせてもらおう…)」



***


「体調はどうなんだピョン」
「うん、だいぶ落ち着いた!本当ありがとうね」
「…だいぶ顔色もよくなったピョン」
「そんなに顔色悪かった?」
「いつもり明らかに青白かったピョン」
「でも…その…よくわかったね」
「そりゃ何度も腹と腰さすってればわかるピョン」
「そ、そっか…(恥ずかしいな…)」
「…恥ずかしいことないピョン」
「!?」
「健康な女性なら誰にでもあるものピョン。男とは絶対に違うところなんだから、無理せずに休んだらいいピョン」
「一成……」
「俺はに健康に子どもを産んでほしいピョン」
「…は!?」
「だから体は大切にして欲しいし、毎月そうやってちゃんときてることには少し安心してるピョン」
「な、え、」
「いつもはここまでしんどくなさそうだから、今日は心配したピョン」
「え、そこまでわかってるの…? は、てか、子ども?」
「子ども欲しくないピョン?」
「いや、いつかは欲しい!けど、え、一成の子ども?」
「…俺以外の男と子ども作るつもりピョン?」
「ちが!そ、そうじゃないけど!」
「家、ついたピョン」
「え」
「冷えるから早く入るピョン」
「そ、そんな、」
「…、上向けピョン」
「!」
「今日のお礼、もらったピョン」
「〜〜っ!!」
「また明日ピョン」
「ま、また、あした…(キャ、キャパオーバー…!!)」